物件データ
葉山の高台にある戸建て。窓の外には海と富士山が広がり、文句なしで気に入って購入したTさん。長年さまざまなお住まいで暮らしてきた夫婦が、いよいよ腰を落ち着ける永住の住まいにリフォームしました。使わない和室や、長い廊下をとりこんで、18畳ほどのゆとりあるリビングに。軽量鉄骨造のために無くすことができない柱とブレースは、白く塗って空間に溶け込ませています。リビング〜ダイニングの床は、うつくしい石目模様のタイルを。壁は海や空のブルーが映える白。窓を大きく開口し、床の段差を無くしたことで、リビングとテラスに一体感が生まれました。
景色とともにリラクシングな暮らし
既存は和室が3つあるなど部屋数が多く、窮屈な印象でした。そこで和室や廊下を取り込んで、海が最もうつくしく見える場所にリビングをレイアウト。コーナーに窓を連続させ、さわやかな景色をパノラミックにたのしめるようにしました。ソファに座っていると自ずと景色が視界に入り、いつもリラックスさせてくれます。
シンプルなリビング
申し分ないほどの広さと眺めが魅力のリビング。エアコンは天井埋め込み式の天カセに替え、余計な要素を排除しました。折り上げ天井とすることで、より奥行きを感じられるように。対角線上にはダイニングとキッチンをレイアウト。奥さまは気持ちを切り替えながら家事ができるようになったそうです。
arflexのソファがフィット
リビングは3面に窓があり、明るさも眺望も十分。そこで東側の窓を壁とし、ソファをレイアウトしました。ずっと愛用してきたarflexのソファが気持ちよくフィットし、白い空間のアクセントに。TVボードの背面にはアクセントしてボーダータイルを貼りました。外壁のタイルと似せて、外と内の境界線を曖昧にしています。
ダイニングからも景色を
独立していたキッチンをオープンにし、ゆとりのあるダイニング・キッチンに。食事中も葉山のうつくしい景色を見渡せます。こちらにも長年愛用してきたarflexのダイニングセットを配置。家具の大きさに合わせてスペースを確保しています。また隣家と接近しており視線が気になっていたため、出窓のサイズを縮小。奥行きを確保し、ご家族の写真など思い出をディスプレイできるスペースとしました。
爽やかなキッチン
キッチンも白で統一。景色が主役となるスペースにしました。背面にはLIEBHERRのワインキャビネット付冷蔵庫やカップボードをレイアウトしつつ、間に出窓を設けています。出窓の前は、ポットなどを置けるカウンターに。その下はゴミ箱をビルトインできるようにしました。家電や収納をフラットにおさめ、すっきりとした印象のキッチンに仕上げています。
タイルが続く玄関ホール
玄関ホールの床と壁、またリビング・ダイニングの床は石目模様のタイルを貼りました。玄関からLDKまでの連続性をつくりだしています。玄関の右側は、SIC(シューズインクロゼット)に。土間のまま入ることができ、靴はもちろんコートやゴルフバッグも収納できます。玄関~SIC~キッチンとひとつながりのため、奥さまの家事効率もアップ。買い物から帰ってもすぐにキッチンに運べるようになりました。普段はルーバーを閉めて、生活感が出ないように。
表情のあるファサード
既存の外観は、二つのボリュームが重なったような印象。それを活かして壁の一部に厚み・模様の違うボーダータイルを貼りました。白ですっきりとした外観ながら、凹凸で表情が生まれインパクトのあるファサードに。エントランスの既存の岩はそのまま残し、ご主人さまの要望で苔を植えました。住まう人のこだわりが感じられる外観となっています。
ダイナミックな眺望
天井まで届く大きな掃き出し窓とFIX窓を連続させ、ダイナミックな景色を見渡せるように。高台から見下ろす海や空、ゆたかな緑を存分にたのしむことができます。開口が大きく西日に面しているため、窓ガラスは高断熱性のLow-E複層ガラスに交換。夏でもカーテンを開けたまま快適に過ごせるように配慮しています。
贅沢なセカンドリビング
リビング・ダイニングとテラスの床の高さをそろえ、出入りしやすいようにしています。広々としたテラスで気軽にくつろげるように、アウトドアソファやテーブルをレイアウト。ここでゆっくりと朝食をとったり、遊びに来たお孫さんと過ごしたり。セカンドリビングとして豊かな時間を過ごせるようになりました。